車両管理を「紙」から「クラウド」へ 

後山 昌子

その他

道路交通法の改正に伴い、物流や運輸業だけでなく、「白ナンバー事業者」の点呼・アルコールチェックも義務化されました。 

これにより、弊社のような専門サービス業でも定員11人以上の車を1台以上または白ナンバー車を5台以上保有している企業はアルコールチェック義務化の対象となりました。 

弊社では、コロナ禍以降、在宅勤務や直行直帰など様々な勤務体系を採用しているため、対面での点呼・アルコールチェックが難しく、Teamsで行う朝礼時の動画で確認しておりました。 

そして、「運行日報」は紙で記録、管理をしておりました。走行距離や訪問先名なども全て手書きで記録しており、この運転日報への手書き作業に手間がかかる上、記載ミスやもれなどが見受けられ、正確性に欠けると感じておりました。 

そこで、アルコールチェック義務化・正確性の担保がある車両管理記録という課題への効果的なソリューションとして、クラウド型車両管理システムを導入いたしました。 

クラウド型車両管理システムが有する機能の一例です。 

●点呼:在宅勤務など対面で確認できない場合でも、アルコールチェックをしている画像をクラウド上に記録することで管理者が確認できる。 

●アルコールチェック:アルコールチェックに必要な8項目を自動で記録できる。 

●運転日報・月報:デバイスを設置した車両で走行するだけで、運転日報を自動で作成できる。 

●走行履歴・運転診断:走行経路や運転のクセを運転スコアとして表示し、運転のレベルを可視化できる。 

●リアルタイム:デバイスを設置した車両を地図上に表示し、現在の位置情報を把握できる。 

車両管理をクラウド化することによって、様々な勤務状況下でも一貫したアルコールチェックや点呼が確認でき、毎回手書きしていた運転日報も自動で記録されるため業務の効率化になりました。 

また、車両の走行距離や時間などの稼働状況も自動で記録されるため、その企業の車両必要台数の分析などに利用でき、経費削減にも効果がありそうです。 

車両管理のクラウドサービスは複数社が取り扱っておりますので、比較検討した上でご活用してみてはいかがでしょうか。 

2024年4月22日

著者紹介

後山 昌子
総務部 総務課

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