インターネットへの書き込みによるトラブル防止
石井 洋
人事労務スマートフォンの普及によりTwitter、FacebookやLine、ブログ等への書き込みや写真・動画の投稿が個人でも非常に手軽に出来る時代になりました。それと共にニュース等で、不用意または不適切な書き込みがきっかけで書き込みをした本人のみならず、所属する企業への重大な事態を招いているケースも度々報道されています。
こういった投稿はインターネットを通じて即時にかつ広範囲に広がり、しかも一度投稿されると事実上消去が難しいことから、事前にそういった事態を防止することが非常に重要になってきます。
そこで、どのようにトラブルを防止するか、ということになりますが、まずは従業員に実際の事例を用いて会社としてのガイドラインを作成し、従業員に内容を理解して貰うよう、研修または説明を行うことが第一歩かと思います。この場合、不用意な投稿によって、投稿者の氏名や住所等の個人情報がさらされて誹謗中傷の的となるケースもありますので、従業員自身のリスクでもあることを理解してもらうことも必要です。
また、就業規則にガイドラインをベースとしたインターネット利用の遵守事項を定め、違反した場合の懲戒事項を定めておくことも一つの防止手段となるでしょう。就業規則は一度定めると長年改定しないケースも多いと思いますが、こういった時代の変遷により新たな条項が必要となってくる場合もありますので、一度就業規則を確認されてみてはいかがでしょうか。
コンサルティング部 4課 マネージャ 社会保険労務士
著者紹介
- 人事コンサルティング部 部長
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