どこまで行くガソリン高騰

森永 治

税務・会計

レギュラーガソリン価格が、1リットル当たり170円に迫っています。昔では考えられない高値水準ですね。
先日、「4ヵ月半振りの下落」の新聞の見出しに一瞬心踊りましたが、「経済産業省資源エネルギー庁が7月24日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、レギュラーガソリンの全国平均価格は前週から0.1円下落し、1リットル当たり169.8円となった。」と。たったの0.1円に落胆・・・。でもなぜこのように上がるのでしょうか。その理由は、ガソリン税原油価格高騰化にあります。ガソリン税は日本国内の話ですが、原油価格の高騰はイラク情勢の深刻化及び中国・インドの昨今のめまぐるしい経済成長によるエネルギー消費量の増加、また過去の原油価格高騰には、サブプライムローン破綻問題と深く関係した、つまり大手金融機関の投機的な思惑で原油価格が変動したケースがあり、需要と供給のバランスだけでない難しい問題が絡み合っています。
ガソリンに代わる次世代のエネルギーの開発が進んでいるようですが、「家計に大打撃!」のガソリン価格の高騰。
現在のところガソリン車は、エコ運転に励み、少しでも燃費を良くしていくしか術はないようです。

コンサルティング部 統括部長

著者紹介

森永 治
税務会計コンサルティング部 部長

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