小規模多機能型居宅介護とは?
佐々木総研
アドバイザリー『小規模多機能型居宅介護』という介護事業所を御存知ですか?
『小規模多機能型居宅介護』とは、デイ・サービス、ヘルパーステーション、ショートステイが一緒になったものと考えることができます。登録する要支援・要介護認定を受けた高齢者が、同じ施設で『通いサービス』を受け、必要に応じて『訪問介護』を利用し、時には『宿泊サービス』を利用する事が出来ます。同じ施設ですので、どのサービスを受けても、顔馴染みの職員さんがサービスを提供してくれるため、利用者さんに安心感を与えることができます。(特に認知症のある方は、非常に喜ばれます。)
また、利用料金は、一ヶ月間の『包括』となっていますので、要介護度に応じて負担額は変わりますが、利用回数で料金が変わることはありません。(※食事代や宿泊代、紙おむつ代等は別料金) 通常のデイ・サービスのように、ケアプランで、週2回とか3回とか制限されることはありません。1年365運営しているため、利用するには便利な施設となっています。
登録者数も、25人までと定められ、『通いサービス』も最大で1日15人までに定められていますので、少ない利用者でアットホームなサービスを提供し、利用者さんに喜ばれている所が多いようです。日中は通いサービスを受け、夜間は必要があれば、訪問サービスを受けることも可能ですし、夜間も職員が常駐していますので、宿泊の際に対応してもらえるため、安心して利用できます。 通常のデイ・サービス利用者やご家族でも、宿泊サービスもあれば便利が良いのにとお考えの方も多いかと思います。
国や市町村も、この小規模多機能型居宅介護の開設を推進していますので、今後、皆さんのご自宅の近くにも開設されるかもしれません。ご家族やご親戚の方で、ご自宅をメインとした介護施設のご利用を考えておられる方は、お近くの小規模多機能型居宅介護施設を見学されてみてはいかがでしょうか。
経営コンサルティング部 経営支援課
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