2015年の平均寿命は、男女ともに過去最高

楢橋 信一

その他

厚生労働省は3月に、平成27年の「完全生命表の概況」を公表しました。
完全生命表は、ある期間における死亡状況が今後変化しないと仮定したときに、各年齢の人が1年以内に死亡する確率や、平均してあと何年生きられるかという期待値などを、死亡率や平均余命などの指標によってあらわされたものです。
基にされるデータは、国勢調査による日本人人口の確定数、人口動態統計の確定数による死亡数、出生数が用いられ、5年ごとに作成されています。

調査結果ですが、平成27年の完全生命表における0歳の平均余命(平均寿命)は、男性80.75年、女性86.99年であり、前回(平成22年)の完全生命表と比較して、男性は1.20年、女性は0.69年上回りました。
過去の平均寿命の推移をみますと、戦前は50年を下回っていましたが、昭和22年に男性50.06年、女性53.96年と50年を上回りました。その後、男性は昭和30年で60年、昭和50年で70年、平成27年に80年を上回り、一方、女性は、昭和25-27年で60年、昭和35年で70年、昭和60年で80年を上回り、今回の過去最高に至っております。

税務会計コンサルティング部 次長

著者紹介

楢橋 信一
総務部 部長

制作者の直近の記事

コラム一覧に戻る
お問い合わせ

PAGE TOP