8020達成者、2人に1人以上で過去最高に

赤嶺 奈美

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8020運動とは、1989年より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。

そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動が始まりました。

6月の「歯と口の健康週間」に伴い厚生労働省より、平成28年10~11月にかけて行われた「平成28年歯科疾患実態調査」の結果(概要)が公表されました。これによると、80歳で自分の歯が20本以上残っている人、いわゆる8020(はちまるにいまる)達成者は51.2%で、前回調査(平成23年実施)の40.2%から増加していることが分かりました(8020達成者は、75歳以上84歳未満の数値から推計)。

一方で、4㎜以上の歯周ポケットを持つ人の割合は、全ての年齢層において前回よりも増加していることが分かりました。厚生労働省は、この調査結果を踏まえ、「8020 運動」を含む歯科口腔保健施策を今後も推進していくとしています。

楽しく充実した食生活を送り続けるためには、生まれてから亡くなるまでの全てのライフステージで健康な歯を保つことが大切と言われています。日々の手入れをしっかり行い、いつまでもおいしいものを食べ続けるための元気な歯を保ちましょう。
歯

税務会計2課

著者紹介

赤嶺 奈美
DX推進支援部 ICT活用推進課

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