無期転換ルール、ご存知ですか?
石井 洋
人事労務無期転換ルールは2013年4月に施行された改正労働契約法で成立した、「有期労働契約(例えば毎年1年契約しているパートさん)が反復更新されて通算5年を超えたときに、労働者の申込みにより、期間の定めのない労働契約(無期労働契約)に転換される」ルールのことです。
この無期転換ルールは施行された際に大きな話題となりましたが、実際に法律が施行されて、静かに5年経過を迎える時期が近づいてきています。
この無期転換ルールの主なポイントとしては、
① 無期転換ルールで無期契約へ転換した場合は、雇用期間の定めが無くなり、契約期間満了による退職
という事がなくなる
② 契約期間が無期になるだけで、正社員になるわけではない
③ 会社側は無期転換の希望を拒絶できない
④ 無期転換後の就業形態や賃金等の処遇は会社に任されている
といったところです。
特に毎年契約を更新しているようなパート社員さんが多いような会社にとっては知っておくべき内容だと思います。
詳しい内容については、人事労務課の担当者にお聞き頂ければと思います。
人事労務課 マネージャー
著者紹介
- 人事コンサルティング部 部長
最新の投稿
- 2024年11月7日成長戦略セミナー報告「医療」と「組織」を動かす、攻めの経営戦略
- 2024年10月13日最低賃金最低賃金の計算方法について
- 2024年9月19日最低賃金最低賃金の引上げについて
- 2024年7月9日定年延長医療機関における定年延長について