柔軟な働き方「テレワーク」のメリットとデメリット
株式会社 佐々木総研
人事労務テレワーク(Telework)とは、ICT(情報通信技術)を活用し、場所や時間に捉われない柔軟な働き方をいいます。「Tele=離れた」と「work」を合わせた日本での造語です。
適していると考えられるのは以下のような人たちです。
①常時在宅勤務が適する人(妊娠・育児・介護などの理由、身体障碍、あるいは怪我などにより、恒常的または一時的に通勤が困難な人)
②部分在宅勤務が適する人(企画・総務・人事・経理などの管理部門、研究・開発部門の人)
③モバイルワークが主体、部分在宅勤務が適する人(営業やSE、サポートサービスなどの顧客対応業務の人)
【図参照】一般社団法人日本テレワーク協会 「テレワークの効果」
図のようなメリットに注目しがちですが、労働管理が見えづらいという労働の不可視化と、ポジティブに仕事を捉えて、労働が過剰になってしまうという自己裁量の幻惑というデメリットもあり、経営者側からのワークスタイルの変革と設備の充実化が不可欠となってきます。
働き方改革が進む中で、労働者の働き方の選択肢の一つとして進められるのも良いのではないかと思います。しかし、まだまだテレワークの実態を認知されていることはなく、今後も課題の残る分野となっているため、今後の動向に注目していきたいと思います。
税務会計課
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