【医療介護あれこれ】オンライン資格認定④

長 幸美

アドバイザリー

これまで、幾度か「オンライン資格確認」について、コラムで取り上げてきましたが、皆さんの医療機関ではポータルサイトへの登録はお済でしょうか?
今回はこのポータルサイトについて、少しご紹介したいと思います。

オンライン資格確認等システム開発準備室といて立ち上がったこのサイトですが、それぞれの顔認証の機器についても紹介されています。これまで3機種とご紹介していましたが、1機種増えて、4機種の中から選ぶことができるようになっています。それぞれに器械のカタログも製品情報等も出ておりますので、参考になるのではないでしょうか?

また、顔認証付きカードリーダー普及のためのセミナー動画も公開されていますので、ご覧になってどのようなものなのかをご覧いただければと思います。

■社会保険診療報酬支払基金:医療機関等向けポータルサイト
https://www.iryohokenjyoho-portalsite.jp/application/post-6.html

オンライン資格確認端末(PC、支払基金との接続用)の購入やレセコンの改修が必要になりますので、レセコンのシステムベンダ等とご相談いただく必要があります。
この4機種の中で、どの機種もほぼ接続できるといわれていますが、親和性が高いもの、接続の経験がないシステム等がある場合等を想定すると、早めにご相談対応をされることをお勧めします。

機器導入にあたっては、受付の動線が変わりますので、導入にあたってはこれまでの動きと何が変わってくるのか、確認することも必要になると思います。
マイナンバーカードを取得されていない場合は、オンライン資格確認端末の操作により支払基金とつないで確認を行うことが可能です。
様々な状況を想定し、デモ操作を関連する職員は体験されることをお勧めします。

現在は一部の医療機関でテスト導入されているということをお聞きしています。
当初は社保や国保、後期高齢者の保険証のみの確認しかできませんが、将来的には公費等の確認へ拡大していくことなども検討されていますので、今後の動向を注目していきたいと思っています。
ポータルサイトにより最新の情報が得られると思いますので、ご興味がおありの方はぜひご活用ください。
また、現時点では改修工事等に補助金が使えますが、3月末までに機器の申し込みをした方が対象となっています。今後変更になるかもしれませんが、補助金の活用を検討されている場合はお早めにお申し込み登録をされることをお勧めします。

医業経営支援課

著者紹介

長 幸美
医業経営コンサルティング部 医業コンサル課 シニアコンサルタント

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