誰でもできるアプリ開発
村瀬 俊昭
DX推進 皆さん、「アプリ」といえばスマートフォンのアプリを想像される方が多いのではないでしょうか。「アプリ」がプログラミングや難解な知識がなくても好きなように簡単に開発できると言われるといかがでしょうか?
業務で役立つような自分好みのアプリを作ってみたいと思いませんか?
本コラムは簡単にアプリを開発できるツールPowerAppsについてご紹介したいと思います。
■PowerAppsとは?
PowerAppsとはマイクロソフトが提供しているアプリ開発ツールで専門用語では「ローコードツール」と呼ばれています。アプリ開発と聞くと何行もの英語の文章を入力(プログラミング)といったIT系の技術者にしかできないというイメージがあるかと思われますが、このPowerAppsは主にマウス操作(クリック、ドラッグアンドドロップ)を利用して直感的にアプリ開発を行うことができます。
■PowerAppsって実際どんな画面?
図1:PowerApps開発画面
図1は実際のアプリの開発画面ですが左側の「挿入」という項目にアプリ内に配置できる「ボタン」や「選択ボックス」といった部品(UI)が用意されておりマウスのドラッグアンドドロップで任意の場所に配置することができます。
図2:勤怠アプリサンプル画面
30分程度で図2のようなアプリを開発することができます。(ローコードを使わずに開発した場合は5倍以上の時間がかかります。)
■PowerAppsの利用方法は?
有料にはなりますがマイクロソフト365のアカウントが必要となります。1アカウント月額1000円以下でアカウントを契約し、ログインするだけでアプリ開発が可能となります。(環境構築といった手間のかかる設定作業は一切不要です。革新的です!)
■まとめ
PowerAppsについてご紹介しましたが興味のある方は是非一度PowerAppsで業務改善アプリなど作ってみてはいかがでしょうか。マイクロソフトが提供している製品ですのでExcel、PowerAutomate、Teamsといったツールとの連携も可能ですのでアイデア次第で様々なことが実現可能となります。
佐々木総研ではPowerAppsの研修、技術支援、アプリの受託開発も行っていますのでご気軽にご相談いただけたらと思います。
2023年12月22日
著者紹介
- DX推進支援部 ICT活用推進課
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