ローコードツールの導入から実運用までの道のりとサポートの重要性
赤嶺 奈美
DX推進デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展とともに、多くの企業がローコードツールの導入を検討しています。これらのツールは専門的なプログラミング知識がなくても扱いやすく、自社の業務に合わせて容易にカスタマイズが可能です。また、比較的安価で導入できるため、多くの企業にとって魅力的な選択肢となっています。
私は以前、総務課に所属していた際に、ITに関する専門的な知識がない状態で、申請フローの電子化やRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を用いた業務自動化に取り組んだことがあります。初めはバックアップの重要性やテスト環境の設置が欠かせないことを知らず、実データを使ったテストを繰り返してしまいました。しかし、何度かの試行錯誤とヒヤリとする経験から、基本的な知識を学び、適切な手順を実践するようになりました。
このように、ローコードツールを使った開発は技術的な操作を覚えるだけでは不十分です。業務フロー全体を理解し、データ管理やセキュリティ等も考慮する必要があります。これらを一人で把握し、対応するのは非常に大変です。周囲のサポートがなければ、大きな問題に直面することもあります。
そのため、私たちは単に技術的な質問に回答するだけでなく、組織内での環境整備を支援し、初心者がよくつまずくポイントに特に注意を払いながら、各個人のレベルに応じた細かいサポートを行っています。さらに、プロトタイプの開発やデモ制作を通じて、システムの実運用を具体的にイメージしやすくなるよう助け、開発プロセスのスピードを向上させ、最終的にはより効果的な運用へと導いていきます。
ローコードツールを使った業務効率化は、組織全体の文化的な変革をもたらす大きなチャンスです。私たちは、プロセス改善や新しい働き方への移行を全面的にサポートし、皆様が直面する問題を共に解決していきたいと考えています。ローコードツールに関するご質問やご相談があれば、ぜひ私たちにお問い合わせください。あなたのビジネスの変革を、私たちが全力でサポートします。
2024年5月7日
著者紹介
- DX推進支援部 ICT活用推進課
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