固定資産税の納付書が届く時期になりました~固定資産税とは~

内之倉 亨

税務・会計

4月を迎え新年度がはじまりました。確定申告が先月終了したばかりですが、4月から5月にかけては固定資産税や自動車税の納付書が届く季節です。固定資産税の概要についてご紹介します。

【固定資産税とは?】
固定資産税とはその名のとおり固定資産に課される税金です。固定資産税では次表のように3種類の固定資産が定められています。

事業を行う際は、土地や建物、車両だけではなく、机やパソコン、診察機器や看板などいろいろな資産を活用します。事業で使う資産についても一定の基準のもと、固定資産税の対象となります。

【誰に課されるのか?】
固定資産税は固定資産を毎年1月1日に所有する個人・法人に課されます。1月1日時点の所有者に対して課税されるため、年の途中で売却や廃棄を行った場合も、1月1日時点での所有者が税の納付義務を負います。

(参考)
土地や建物を売却した際も1月1日時点での所有者が固定資産税の納付義務を負いますが、買主と売主で日割り計算を行うことが不動産取引の通例となっています。取引の契約によりますが、税法上で1月1日に固定資産を所有していない買主が固定資産税を負担することは義務付けられていません。

〈参考〉総務省 固定資産税の概要と歴史 (確認日 2025年4月9日)https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/150790_15.html

2025年4月13日

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内之倉 亨
税務会計コンサルティング部 税務会計3課

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